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デカイ夢追いかけて 何があっても

岸優太くんと宮近海斗くんと佐藤勝利くんとエイト

映画「ハルチカ」感想

f:id:johnnys10:20170316165549j:imagef:id:johnnys10:20170316165558j:imageハルチカ2回目観てきました!

以下、ガンガン本編の内容について触れています。
中規模公開のハルチカですが、思っていたよりいい映画だった。甘酸っぱいだけの青春モノじゃなかった。
勝利の初主演映画だからってだけじゃなくて、もっといろんな人に観てもらいたいと思いました。

 

まずは、良かったところ!

◯ひたすら顔面が美しい
もうまずなによりこれに尽きる!主役の2人が本当に顔面偏差値が高すぎる。
ハルチカはわりと顔面アップになるシーンが多くて、しかもそのシーンがわりと長めで。
普通の顔面なら、あんなに長く顔のアップ映されたらちょっと観るに耐えないかもしれない。
それを成立させられるほどの、勝利と環奈ちゃんの美しさが本当にすごいです。

◯説明セリフがほとんどない
これが一番素敵だなと思った!
基本的にハルチカはセリフが少ない映画で。
勝利自身も「会話以外での表現が多い」と語っていたけれど、ほんとにそんな感じ。
脚本と演出が素敵でしっかりとしているんだろうな。
例えば、ハルタが過労で倒れたシーン。「両親から高校では学業に専念しろと言われていて」とハルタが草壁先生に話しているのを部屋の外で聞いていたチカ。映し出される成績優秀者リストの第1位に載っている上条春太の名前。フラッシュバックする「ハルタがホルンやってたってわかったんだから入部は強制に決まってるでしょ!」「僕は高校では学業に専念したいんだ」という入学直後の会話。言葉での説明はないけど、チカも観客も“ハルタは無理をしていたんだな”とわかります。チカはたまらず学校を飛び出します。たぶんこの時チカは「ハルタが倒れたのはわたしのせいだ」って思っていたはずだけど、それを表す心の声はありません。いや、そんなね、ナレーションなんか付けてくれなくたってわたし達理解できますよ!
最近のドラマも映画もすぐ役者自身のアフレコで心の声が流れるけど、あれ雰囲気ぶち壊しだと常々残念に思っていたので、ハルチカは心の声なしで十分表現できているので本当に素敵です。
もう一つ、コンクール前日にチカが草壁先生が譜面に書き込んでいた部員へのエールを見つけたシーン。音楽準備室で涙を流すチカに気付いたハルタがチカにハンカチを渡します。普通なら「どうしたの?」「これ、草壁先生が…泣」みたいな会話がありそうなものですが、ハルチカは、ない。場面が変わって、部屋のあちこちで部員が数人ずつ固まってそれぞれ譜面を読んでいるところがゆっくりと長回しで映る。それだけ。きっと、チカかわかばが「草壁先生の気持ち、みんなで読もうよ!」とか言ってみんなに回したんだろうけど、そんな会話がなくたって部員のみんなが真剣に草壁先生の想いを感じてるってことが十分伝わってきます。
言葉で語らない、という表現方法がむしろ高校生の清々しさを際立たせているなぁと思いました。

◯安易な恋愛ストーリーじゃない
弱々しかった幼なじみが高校で再会してみたら、かっこよくなっていた!
…って、絶対チカちゃん思ったと思うの。
それでも、あくまでハルタはチカにとって幼なじみなんだ、って軸を崩さずに話が進んでいってたから、それがよかった。
夜の教室で驚いた拍子に抱きついてしまっただけ、ただそれだけ。
もしかしたらお互いの中に恋愛感情も潜んでるかもしれない。けどそれをメインテーマとして取り上げてくれなくて、よかった。
『チカちゃんは、今でも僕のヒーローなんだ』
予告編で流れてきたときは(え?ヒーロー?どういうこと??笑)って思ったけど、実際見てみたらフルートがうまく吹けなくてみんなに迷惑かけてハルタを疲弊させて…って落ち込むチカちゃんには、優しくてでもきっと効果たっぷりの素敵な言葉でした。
これが『チカちゃんは、僕の初恋の人なんだ』とかじゃなくてほんとによかった。
そのあと、ぎゅっじゃなくてそっとチカちゃんを抱き締めたハルタと、びっくりしながらも「チビがでかくなりやがって」って嬉しそうなチカちゃん。
ここ本当に幼なじみっていいなーーーって思った!本当にいいシーンだった!
幼なじみって確かに“恋じゃない、けど友達よりトクベツ”な存在だよね。
原作もハルタとチカは恋仲にはならないからと言えばそれまでだけど、それでも映画化にあたってハルタとチカに明らかな恋愛感情を描かなかったハルチカチームに感謝したいです。
ぜっっっったいこれは恋仲にしない方がよかった、大正解!

吹奏楽の演奏シーンがちゃんとたっぷりある
「巷では和製ララランドとか言われてる」ってハルチカチームが言ってるらしい?けど、流行りに乗っからなくてもいいけど音楽映画だって評価してもらえてることは素直にありがたいですね。
劇中の演奏シーンの音が全て役者たち自身の出してる音では、きっとないでしょう。吹き替えてるだろうし、実際どこまで吹けるようになったのかは今はよくわかりません。
でも、音楽室での全体練習も、校内のいろんなところで頑張っていたパート練習も、コンクールの演奏も、ラストの学校全体での演奏も。映画で流れてる音とは違うかもしれないけどでも本人たちも一生懸命演奏して音を出してるんだろうなって、わたしは感じました。
わたしは吹奏楽について何も知らない素人です。でもバンドは少しかじってたので、例えばジャニーズJr.達には「持たされてるだけ」「弾いてる振りしてるだけ」って常に感じて辟易してるけど、ハルチカにはそういう当て振り感は感じなかったです。
音楽映画って、難しいんだと思う。BECK の伝説の演奏シーンとか。
でもハルチカは、吹奏楽吹奏楽部の良さをたっぷり丁寧に伝えてくれていたと思います。
最後の演奏シーン、なんだかんだ感動したよ。
笑いもしたけど。笑


…そう。
ハルチカは、いい映画だったけど「え、嘘でしょ?」って笑ってしまうような突っ込みどころもたくさんありました。笑

◯突如ぶっこまれるフラッシュモブ
部員が集まって、よっしゃああって高ぶる気持ちを表したのかな?
1回目に観た時は、笑っていいのか困ってでもどう考えてもこれ可笑しいし…って笑い耐えるのが辛かったです。結局観終わったあと友達とひとしきり大笑いしたし、2回目はむしろ「来るぞ来るぞ…来たーーっ!」って心の中で大喜びしたし、むしろあのシーン好きなんだけど。笑
それにしたって、なにもお茶畑で演奏しなくてもいいよ、演奏だけならまだしも、なぜ突然踊り出す!なぜそれをわざわざ空撮する!予算の掛けどころ!笑
渡り廊下?をみんなでドヤ全開で闊歩してくるところも、ギャグかと思いました。いや好きだよ。

◯高校の中庭でいきなりバク転
最後の演奏シーン。いやなんで突然中庭にティンパニーまでスタンバイされてるんだよとか、校長先生弾けすぎでしょとか、芹澤さんなにちゃっかり一緒に演奏してるのとか、とにかく突っ込みどころ満載だったけど、一番はこれ。
いやいやいや、一人明らかにただの高校生じゃない奴いたよね?!
普通のバク転っていうかむしろトランポリンとか使ってませんでした?レベルの跳びっぷり。笑笑

◯チカちゃんの製作スキル高過ぎ
部員募集のチラシも、音楽室のメンバー表も、仕事早いし綺麗。
これはまあこういうの得意な子はパパッと作っちゃうかって思ったけど、登校口前にでーんと登場した吹奏楽部の特設コーナーはさすがにすごすぎ!
パネルでかいし、主要楽器9つごとに詳細な説明ボードまであるし(楽器出来ないのによく頑張って調べたね)、チカちゃんは美術部とかの方が向いてるのかもね??笑

 


皆さんがもしかしたら感じてることかもしれないけれど、この映画はキャッチコピーと予告編が本編とミスマッチだったような気がします。
“吹キュン”って番宣でも連発していたけど、胸キュン要素ありました?吹奏楽と友情の良さは詰まっていたけど、そこに胸キュンは感じなかった。幼なじみっていいなっていうのは確かに思ったから、それがキュンなのかな??
予告編でも、窓ドンやハグや2人で一つのイヤホンを聞くシーンが目立っていていかにも恋愛モノ!って印象を付けてしまうけど、でも実際はそうじゃなくて。
そして、そのよくあるいわゆる“高校生の恋愛映画”じゃないところが、わたしはこのハルチカの最大の良さだと思ったので、この宣伝戦略はとても残念だったなーと思っています。
高校生の恋愛モノなんて、大人になってからわたしはあんまり観たことないし観たいとも思わない。
わたしがひねくれてるだけかもしれないけど、でもこう思う人ってわたしたちの年代には結構多いんじゃないかなぁ。
観る前は「勝利が出てるから絶対観るけど、いまさら青春劇観るのちょっとしんどいなー」って正直思ってました。
でも観てみたら「部活っていいな、青春って尊いな」って素直に思えたので、わたしみたいな印象を持っている人にも「観たい!」と思わせるような心に届くような、そんな宣伝を練ってほしかったです。
せっかくいい映画なんだからさ、もったいないよ~!

 

 

こんなに一気に長文書いたの久しぶり!やっぱり作品の感想はのちのちの自分のためにもちゃんと書き残しておかなきゃな〜!